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秋山駿さんのこと

  • Posted by: 和泉 昇
  • 2020-08-30 Sun 05:58:18
  • 未分類
秋山駿


教室に入り、机の上に鞄を置く。

だがもう一度、扉の所へ戻って行き、
右、左と、首を回して、
廊下に人がいないのを確かめる。

椅子に座り、煙草を取り出す。
こちらも、それに合わせて煙草を。

学生時代、
文芸評論家・秋山駿さんの授業の時だった。
40年以上前、もう時効だろう(笑)。
彼は、特別講師だったかも知れない。



長さの違う普通の鉛筆と赤鉛筆を取り出し、
こちらより、こちらが長いことを、
きちんと説明するのは、途轍もなく難しい。

そんな始まりだった記憶がある。



戦争で、相手に勝つのは簡単。
怖がっている奴を、ひとり、
敵の軍隊の中に紛れ込ませればいい。



近代批評の初めと言われる、
サント・ブーヴのことを知ったのも、
彼の授業の時だった。

「あいつは百姓の生まれだから。
 それで、終わり」

そんなことを言っても良いのか、
当時は、衝撃だった。



正面からではなく、
斜め下から見上げるように、
学生に向かう姿に、
凄みを感じたのは、
私だけだったろうか。



ほとんど雀荘にいた学生時代なのだが、
何故か、彼の授業は記憶に残っている。


■作家 黒井千次が語る「秋山駿とは何ものか」
https://www.youtube.com/watch?v=f5tM8JRIlkE

■秋山駿
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E9%A7%BF
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