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はなさかすーさん URL 2011-10-02 Sun 21:35:56

拝啓。

少しずつ和泉さんの世界が見えて来ました。

武満徹さんとは、ゴールデン街のラ・ジュテというお店でお会いしたことがあります。
プールの中で蛍光灯を叩いて作られた音楽を聴かせてくれました。他界される時、
マタイ受難曲のなかの好きな歌を聴かれたことを知って、武満氏の愛した世界を
想像しました。音楽の導きと、その距離の深さを。

渡辺温さんの存在は知りませんでした。やさしい窓・・・薔薇色の灯・・・・そんな
表現者の使命は多彩こそ幸せです。

敬具

和泉 昇 URL 2011-10-05 Wed 04:53:36


いくつかの日記をお読み下さったのですね。

私が武満徹さんと映画館でばったりお会いした時の映画は、
スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』。

『ラ・ジュテ』というゴールデン街のお店の名前も、
クリス・マルケル監督の宇宙物映画のタイトル。

武満さんの作品と、彼が考えていた映画、宇宙についてなど、
また、とりとめもなく、思いを廻らせておりました。

「宇宙」を思うことの中には、どこか畏れがありますね。
翻って、渡辺温さんの世界は「人間」の世界。

「宇宙」を感ずれば感ずるほど、
「人間」の生きている「今」の大切さを思うこの頃です。

また、考えるきっかけを戴いた貴重なコメント、
心から、ありがとうございます。

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GALIMATIO 意味不明なたわごと



ひとつ前の日記で、
『アンドロギュノスの裔 渡辺温 オマージュ展』 について書いた。

今度は、その展覧会の記念「小冊子」について、書いて置こうと思う。
 




この冊子、大・中・小を組み合わせ、重ねたものを縦にすると、
渡辺温さんの「ONG」が浮かび上がるようになっている。


kinen01.jpg 

kinen02.jpg



因みに、その一冊ずつにも、文字が入っている。
 

kinen03.jpg 


kinen04.jpg  kinen05.jpg



私が書かせて戴いた文章は、小の「G」に掲載されているのだが、
裏には「ALIMATIO」の文字が。

GALIMATIO は、エスペラント語で「意味不明なたわごと」らしい(笑)。
あと二冊の文字については、それぞれに楽しみながら調べてみて下さい。

ここには、制作の渡辺東さんと、中山豊さんのエスプリが、ぎっしり詰まっている。
こんな冊子に書かせて戴いたことを、本当に有難く思う。

せっかくなので、私の「意味不明なたわごと」を、ここに記録して置くことに。
軽い気持ちで引き受けたことを、少しばかり申し訳なく思っている。





やさしい窓に薔薇色の灯がついた。

和泉 昇

『可哀相な姉』は、演出家、プロデューサー、そして作家でもあった久世光彦さんが、
新聞のエッセイなどで、繰り返し愛でていた、渡辺温さんの作品の題名だ。

この「可哀相」という言葉。

「可哀相なあたしの煙突!」
今回読み返し、改めて好きになった『赤い煙突』の中にも出て来る。

この言葉を、何度も自分の原稿に刻み込まずにはいられなかった温さんの、
物書きとして、人間としての、心の「揺れ」。

温さんの作品には、いつも、この「揺れ」が描かれているように思う。

何かを「可哀相」と感じる、こまやかで人間的な、温かみのある「心」。
またその「心」自体を、突き放して見据える作家としての、冷徹な「眼」。
ふたつの相容れぬものの間で揺れる、温さんの心の「振り子」。

一歩間違えると、偽善や臭みにさえなりかねない言葉。
そんなことはとっくに分かっていて、あえて俎上に載せて見せる作家としての温さん。

この「振り子」の揺れが、温さんの作品の魅力なのではないだろうか。

「可哀相」そのままではなく、その反動で、徹底的に否定し、また戻って来る「可哀相」。
大人の「眼」を持つ久世さんが魅かれた温さんの世界も、そんなところにあったのでは。





温さんが生まれて、もう100年ほどの時間が経っている。
その頃も今も、人間は、大して変わっていないように思う。





やさしい窓に薔薇色の灯がついた。

『アンドロギュノスの裔』の中で、そんな一行を、温さんは、書いた。

若くして逝ってしまった早熟の温さんと、
大人でありながら、いつも、そこから踏み出ようとした久世さん。
どちらにも、よく似合う一行だな、と思う。


kinen06.jpg   小冊子の栞





今回は、渡辺温さんについて書かせて戴いたが、
三兄弟の啓助さん、濟さんに関連して書いたものも、以下にリンクさせて置く。
ご興味のある方は、読んでみて下さいませ。 


アンドロギュノスの裔 渡辺温 オマージュ展

渡辺啓助氏のこと ─ ひらがなで語り掛けたくなる人

温さんのこと(及川道子)

インバネス(谷崎・温・啓助)

W.W.W.展(渡辺濟)






時は、垂直に存在し「今」を貫いている。






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はなさかすーさん URL 2011-10-02 Sun 21:35:56

拝啓。

少しずつ和泉さんの世界が見えて来ました。

武満徹さんとは、ゴールデン街のラ・ジュテというお店でお会いしたことがあります。
プールの中で蛍光灯を叩いて作られた音楽を聴かせてくれました。他界される時、
マタイ受難曲のなかの好きな歌を聴かれたことを知って、武満氏の愛した世界を
想像しました。音楽の導きと、その距離の深さを。

渡辺温さんの存在は知りませんでした。やさしい窓・・・薔薇色の灯・・・・そんな
表現者の使命は多彩こそ幸せです。

敬具

和泉 昇 URL 2011-10-05 Wed 04:53:36


いくつかの日記をお読み下さったのですね。

私が武満徹さんと映画館でばったりお会いした時の映画は、
スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』。

『ラ・ジュテ』というゴールデン街のお店の名前も、
クリス・マルケル監督の宇宙物映画のタイトル。

武満さんの作品と、彼が考えていた映画、宇宙についてなど、
また、とりとめもなく、思いを廻らせておりました。

「宇宙」を思うことの中には、どこか畏れがありますね。
翻って、渡辺温さんの世界は「人間」の世界。

「宇宙」を感ずれば感ずるほど、
「人間」の生きている「今」の大切さを思うこの頃です。

また、考えるきっかけを戴いた貴重なコメント、
心から、ありがとうございます。

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