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2011年09月 Archive

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渡辺啓助氏のこと ─ ひらがなで語り掛けたくなる人



「友人」って、本当に少ないかも知れない。
「知人」は、たくさんいるのだけれど。

お世話になった方を「先生」と呼ぶことも、滅多になくなった。





渡辺温さんのオマージュ展を見たこともあり、
このところ、作家の渡辺啓助氏のことを考えている。 

http://bit.ly/reo8WS





若い頃に「鴉」という題の短詩を書いたことが縁で、
高輪のギャラリーでお会いしてから、もう30年近くが経った。




修行僧の顔付で
岩を
蹴っていった

屋根裏で
盗んできた
目玉をころがしては
遊んでいる

(詩集『耳の形をした盃』 和泉昇 1980年刊に所収)





しばらくして、彼の主宰する同人誌『鴉』に、
何か書いてみないかと誘われ、ぼんやりとしたまま入会。
いつの間にか、同誌の編集を手伝うことになっていた。

以後2002年に、101歳で亡くなられるまで、
公私にわたり楽しくお付き合いをさせて戴いた。
これまで出会った方の中で、最も長命だった方である。 


keisuke22   keisukebannen

昭和22(1944)年 40代頃の啓助氏。           晩年の啓助氏。
阿部正氏撮影(『宝石』第2巻第3号所収)

私が初めて彼にお会いしたのは、このふたつの写真の中間くらい(笑)。





net 上に、写真などもたくさん載っていて、情報はたやすく手に入る時代になった。
彼についての関連記事などを読んでいたら、あっと言う間に時間が……。





karasuno19hyoushi karasu19back.jpg


同人誌『鴉』は、2004年のNO.19が最終号。『渡辺啓助追悼号』とした。
各界の錚々たる方々に、寄稿をお願いすることも出来た。

今日は、そこに私自身が書いた「言葉」を載せ、
啓助氏については、また改めて書くことにしよう。
 
なんとなく、
ひらがなで語り掛けたくなる人だった。





わたなべけいすけせんせいへ

わいわい がやがや むれてる ときも
たった ひとり は きえぬ もの
なぜか いくらか しん とは しても
べつに きどって いる ことも ない
けいけん ばかり が だいじ じゃないが
いま の いま には なにか が あって
すみ の ほう にも なにか が あって
けさの あめ にも ながされぬ

わたしが わたし を やめたと しても
たしかな もの など どこにも ない
なに が ただしく えらい とか
べんり や とく など いみ も ない
けいさん なんか は もう
いいよ
すきな こと だけ
けんめい に
せんせい に さよなら しなかった

(『鴉』 NO.19 2004年1月刊行) 





美しい闇

  • Posted by: 和泉 昇
  • 2011-09-06 Tue 00:00:00
  • 未分類





美に触れる 闇に触れる 心の骨が軋む音に 気が触れる






fujita_nako



藤田嗣治の絵を見ている。

クリーム色の、不思議に深い質感に、魅き込まれる。









twitter のこと

  • Posted by: 和泉 昇
  • 2011-09-05 Mon 11:03:38
  • 未分類



yorunosokode 


「夜の底で、泡のように呟いてみる。」


同日に、もうひとつ。


「真夜中のメロンは、極上の味がする。」


★2011年06月09日(木) に、
そのように書いて始めてみた twitter を、 2ヵ月ほどで止めることに。



★2011年08月06日(土)
「twitter を、どのように使おうか」と、まだ考えている。

RT @kafkaf_: 生まれつき耳の聞こえない友人が
「Twitterでタイムラインに流れ込む文字の洪水を見たときに初めて
『うるさい』という感覚が分かったような気がするよ」
とうれしそうに語ってくれた。



自分の呼吸にあった、リズム、ペースを、焦らずに探している。

その間に呟いた「言葉」を時間のある時に拾い、
このブログの中に、少しだけ保管して置こうと思う。



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